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急性腰痛(ぎっくり腰)の分類

執筆者の写真: sansansekkotuinsansansekkotuin

更新日:2月4日


いわゆるぎっくり腰なんですけれども、

その原因にはいくつか種類があります。

ちょっとまとめてみます。

1:関節性腰痛

背骨間で構成される関節の異常で起こる痛みです。

これも①椎間関節と②椎体間関節の2種類があるという…

ちょっとややこしいんですけどね。

ぎっくり腰に相当するのは大体が①の椎間関節ですかね。

骨盤との境目あたりでよく痛くなります。

②の椎体間関節の異常はいわゆる椎間板ヘルニアが

よく知られています。

2:靭帯性腰痛

背骨どうしをつなげている靭帯(棘上、黄色、棘間)に

炎症や断裂などの異常が起こることによる痛みです。

これもぎっくり腰としてよく認知されるパターンですが

1の椎間関節由来に比べると痛みがピンポイント且つ

ほぼ腰の中央(背骨の直上)なことが特徴です。

3:筋・筋膜性腰痛

これはぎっくり腰だけでなく慢性腰痛にもよく見られる原因ですが

強い外力や組織の病変などで急性の痛みを覚える事があります。

腰部のみならず、臀部や大腿部の筋肉の異常が原因で

腰部に痛みを覚える事もあります。

上の2つに比べると、様々な要素が絡むため原因が絞りづらく、

痛む部分がはっきりしなかったり、

やや背中に近い、腰の上の方で痛みを覚えたりもします。

急性の痛みはしっかり圧迫固定冷却して運動制限をして安静を保ち、

痛みが軽減したらマッサージ等で循環を高めます。

慢性の痛みに関しては循環が悪いことが多い為、

最初からマッサージや運動療法などである程度刺激を加えていきます。

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