前回足首の捻挫でさらっと書きましたが
実は足の甲にもあまり動かない関節がありまして
そこで捻挫を起こすケースも多いです。
リスフランとショパールという関節がありますが
捻挫を起こすのはリスフラン関節の方が多いですね。
(ショパールの方が足首に近く、しっかりしているので
スポーツとかで外部から激しい力がかからないと
捻挫しない・・・感じ。痛めるとしたら親指側です。)
つっかけで足首の捻り無しに転んだり、
つま先だけねじれるように転んだりすると
リスフラン関節が捻挫する確率が高いです。
この捻挫で怖いのは、特にスポーツ活動をしている人の場合
中足骨疲労骨折の可能性を考慮する必要が有る点です。
いわゆる足首の捻挫でよくある「足首カクン」でも
普通に足の小指の中足骨が骨折する場合もあり、
日ごろ熱心にスポーツをしていれば尚更確率はあがります。
(サッカー選手の第5中足骨骨折はまあこれかと)
足の人差し指、中指でも中足骨疲労骨折が起こりやすく
前から痛かったがつまずいてなお痛くなった、と言われると
「あわわわもしかして・・・」となります。
この場合はレントゲン取ってもらう方が無難、ですが
疲労骨折はレントゲンでも判断が難しい場合があるので
病院でレントゲンに異常はないねと言われても
なかなか安心は出来ません。
逆に言えば、骨折してようがしてまいが
圧迫!固定!免荷!安静!温熱(状況により冷却)!
超音波!!痛い所は揉まない!!(周りは揉む)
という方向性自体は変わりません。
気になる方は当院までお問い合わせ下さい(決まり文句)。